ホーム基地等巡り令和5年度

令和5年度

小牧基地オープンベース:令和6年3月3日(日)

1 全般

 令和6年3月3日㈰、愛知県小牧市春日寺に所在する小牧基地において、開催された「小牧基地オープンベース」の各種イベントを見学するとともに、基地懇親会に出席してきました。この日は、前日の厳しい寒さから一転、、無風、温暖な快晴に恵まれ、まさに航空祭日和となりました。

 今年は、ブルーインパルスの飛行展示の予定がなかったので、昨年に比して来場者数は少なかったようですが、それでもこの基地ならではの各種輸送機、救難機の飛行及び地上展示を楽しみに来基される多くのファンの方々がいらっしゃいました。

2 展示内容:0830~1500

  • 飛行展示:小牧基地所属等航空機による飛行展示※ブル-インパルスの来基はありませんでした。
  • 地上展示:駐機場及び格納庫内に航空機等を展示
  • 空自初⁉ 参加型イベント

  ア 緊急退避体験
  イ 綱引き(vs航空機)
  ウ チャレンジミッション


3 基地懇親会:1130~1300


 能登半島地震に伴う災害派遣において、貢献した輸送機・救難機を主に運用する基地ということもあり、国会議員、県知事、議会議員、関係自治体の首長が多数出席されているのが印象的でした。各来賓からの挨拶からも自衛隊に対する期待がいっそう高まっている現状を知る良い機会でもありました。

■若干の所感

 このたびの能登半島地震関連では、航空輸送力、とりわけ回転翼機による端末輸送力が大いに注目されました。こうした航空機動力は、南西域における島嶼防衛においても、作戦の成否にかかる最重要な戦力の一つです。C-1の減勢を現場の隊員から聞きながら、C-2をはじめとする各種輸送機の量的整備は待ったなしで進めていかなければならないものと実感した次第です。

 展示内容に、「空自初・参加型イベント」とありますが、実に良いアイデアだと感心しました。航空機の飛行・地上の各展示を見るだけでなく、来場者の方の積極的な参加によりイベントが盛り上げり、基地勤務隊員との一体感すら感じられました。今後は、他の基地でもこうした来場者の方との密着度の高いイベントが続々と案出されていくのでしょう。

基地懇親会で挨拶される鮫島基地司令
政府専用機と空中給油・輸送機
C-130とC-2
小牧基地の新しいキャラ登場!?

新田原基地エアフェスタ2023(総合予行):令和5年12月2日(土)

行事の概要

1 全般

 令和5年12月2日㈯~3日㈰、宮崎県児湯郡新富町に所在する新田原基地において、開催された「新田原基地エアフェスタ2023」のうち、2日㈯の「総合予行」の行事に出席してきました。この日は、温暖で、かつ雲一つない快晴となりました。

 今年は、ブルーインパルスの展示飛行が予定されていなかったことから、入場者数は昨年に比して少なったようです。それでもこの基地ならではの各種輸送機、救難機による飛行や地上展示等を楽しみに多くのファンの方々が来場されていました。


2 展示内容:

(1)飛行展示(0900~1425)
  ・オープニングフライト
  ・捜索、救難活動
  ・大編隊飛行(F-15)
  ・機動飛行(F-2)
  ・機動飛行(F-15)
  ・曲技飛行(T-4 (ブルーインパルス))
(2)地上展示
  ・SAM、各種車両、教空隊、兵装作業、施設作業、警備犬の各展示

3 前日交流会:12月2日(1200~1300)


 この交流会は、基地司令主催の下、出席者の主体は防衛企業関係者及び航空自衛隊OBでした。先述のとおり最高の航空祭日和でしたので、基地司令挨拶から来賓、乾杯、納杯に至るまで、この「新田原の天気」が話題の一つになり、感心あり笑いありで大いに盛り上がりました。開催場所は基地の北側に位置する体育館内でした。現役自衛官、防衛企業関係者及び空自OBの間で再会を喜び合うとともに、基地及び所在部隊の運営、基地内の各種事業等についての意見交換もなされたものと思います。とても活気ある、まさに良き交流会でした。

■若干の所感

 交流会終了後、藤永基地司令及び清水副司令を新庁舎で表敬して、エアフェスタを開催するにあたっての指揮官としての心境や基地運営の方針などを拝聴する機会を得ることができました。
 新庁舎が完成し、近い将来最新鋭戦闘機・F-35Bが配備される計画など、基地が大きく変貌しようとするこの時にあって、部隊・隊員は遣り甲斐がある一方で、多様な業務を遅滞なく進めていくことを求められるのだなとあらためて実感した次第です。こうした中にあって基地司令の重責はいかばかりかと、自らの現役時代を振り返りながら考えてしまいました。
 基地を後にして、最寄りの日向新富駅から宮崎神宮駅までJR移動。基地及び所属隊員へご加護あれと祈念するために、宮崎神宮及び宮崎県護国神社を参拝。画像の最下段は、宮崎神宮でいただいた御朱印です。

主催者挨拶中の藤永基地司令
ブルーインパルスの演技
基地のエンブレム(新庁舎玄関のフロアマット)
宮崎神宮の御朱印・2種類

令和5年度春日基地開設64周年記念行事:令和5年11月24日~25日

■行事の概要

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 令和5年11月24日㈮~25日㈯、福岡県春日市原町に所在する春日基地において、天候に恵まれた中、基地創設64周年を記念しての各種行事が催されました。同基地内には滑走路がなく飛行部隊が配置されておらず、ブルーインパルス等の飛行展示等もないため、来場者はその分、小規模になります。その一方、福岡空港、博多駅などの交通アクセスが良いため、地上装備品の展示、和太鼓演奏等を楽しみに、祝賀会当日の開門9時前には、多くの方が入門を待たれていました。

2 前夜祭:11月24日(1900~2030)

 博多駅に隣接するオリエンタルホテル福岡において、春日基地協賛会並びに協力会が主催し、春日基地の共催で行われました。今夏に着任、基地司令職が3回目という津曲明一空将補による挨拶は、出席者に笑みと寛ぎをもたらす、すばらしいものでした。春日基地も久しぶりの前夜祭開催で会場のあちらこちらで懐かしい再会がありました。

3 記念行事:11月25日(0900~1330)

 主な行事等は、以下のとおり(事前の案内書に記載された内容)です。

 ・装備品展示(基地グランド、広報館等)
 ・祝賀会(画像にて紹介)
 ・CH-47J(輸送ヘリ)展示
 ・レッドクラブ 
 ・音楽隊演奏
 ・和太鼓演奏
 ・九州つばさ会パレード 


■若干の所感

 津曲基地司令の祝賀にあたってのあいさつ文の一部には、「…航空自衛隊は「シンカ」の途上にあります。春日基地も従来の西の空の守りの要としての役割に加え、新たな任務にも柔軟かつ的確に対応し得る拠点としての「シンカスガ基地」に進化して参ります。…」とありました。合同庁舎も今年9月に落成。この勢いの中で西空管内の皆さんのさらなる厚い信頼を得て、「進・新・信」の態勢づくりに精励されることを祈念します。 
 私は、祝賀会前に行われた歴代西部航空方面隊司令官会同にも主席。稲月空将(現・西空司令官)から同方面隊の近況(編成・訓練演習・施設)についてブリーフィングいただきました。40年前と20年前に、2度勤務したこの基地、任務、諸環境の大きな変化に、驚くばかりでした。
 

記念祝賀会で登壇の基地司令・基地協賛会会長・基地協力会会長
主催者挨拶する基地司令・津曲空将補
祝賀会における参加者席上
基地司令の名刺一覧

岐阜基地航空祭2023:令和5年11月11日~12日

■行事の概要

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 令和5年11月11日~12日(日)、岐阜県各務原市に所在する岐阜基地において、同基地航空祭2023が開催され、昨年に引き続き前夜祭・祝賀会に出席しました。同基地には、飛行開発実験団が配置されているため、空自が保有する機種の多くが配備されています。航空祭ではブルーインパルスの人気もさることながら、飛行開発実験団による異機種大編隊の飛行が見応えがあります。今年は、他の基地同様に新型コロナウイルス感染以前の規模で各種展示・行事が実施されました。

2 前夜祭:11月11日(1600~1800)

 ・岐阜キャッスルインホテルにおいて、岐阜基地OB会連絡協議会が主催、岐阜基地の共催で行われました。来訪者を魅了する基地司令の素晴らしいスピーチで始まり、あっという間の2時間で大盛況でした。

3 祝賀会:11月12日(0830~1500)

 主な行事等は、以下のとおり(事前の案内書に記載された内容)です。

 ・オープニングセレモニー
 ・展示飛行(飛行開発実験団)
 ・展示飛行(ブルーインパルス)
 ・音楽演奏等の各種イベント 
 ・航空祭祝賀会(画像1と2)
 ・航空機地上展示
 ・ペトリオット器材展示(中部高射群) 


■若干の所感

 基地司令の言葉をお借りすると、航空祭当日の天候は「ギリギリ」でしたが、、飛行展示をはじめ全てのイベントは無事進行されていました。前夜祭及び祝賀会での基地司令挨拶は、基地・所在部隊の近況を紹介しつつ、祝賀の雰囲気を盛り上げ、来訪者が心温まるものでした。特に、阪神タイガースの岡田監督が用いた『あれ』を上手くアレンジしたスピーチは、笑いを誘いながらも指揮官としての部下・部隊への思いが伝わる、素晴らしい内容でした。基地司令の指導方針は、「一歩前進」とのことですが、新たな発想と積極的な行動・発言で岐阜基地が大きく前進する予感がありました。

11月12日㈰祝賀会における山本光伸将補(基地司令)の挨拶
祝賀会前の太鼓パフォーマンス
11月11日㈯前夜祭における山本基地司令
前夜祭における飛行開発実験団司令・霜田豊英将補

「千歳のまち航空祭」(令和5年7月29日~30日)

■行事の概要

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 令和5年7月29日~30日(日)、北海道唯一の航空自衛隊戦闘航空団所在基地である千歳基地において、千歳のまちの航空祭関連行事が催され、出席しました。この基地祭の特徴は、千歳市と一体となったイベント開催です。”「空のまち ちとせ」の仲間たち”と称して千歳市をはじめ多くの諸団体が参画・協賛されていて、基地外でも連動して様々なイベントが行われていました。今年はようやく新型コロナウイルス感染以前の規模で各種展示・行事が実施されていたのが印象的でした。

2 前夜祭:7月29日(1830~2000)

 ・ホテルグランテラス千歳において、地元の航空自衛隊OB会である「千鷲会」が主催、空自基地は共催という形で行われました。同基地勤務経験者及び遠方からの来訪者を交えての1時間ほどの歓談で、大変盛会でした。

3 千歳のまち航空祭:7月30日(0800~1300)

 主な行事等は、以下のとおりです。

 ・オープニングフライト
 ・展示飛行
 ・地上展示(各種航空機、他の関連装備品等)
 ・音楽演奏等の各種イベント 
 ・航空祭祝賀会(1115~1230)
  ・第2航空団司令兼ねて千歳基地司令 柳享範空将補の挨拶
  ・千歳市長、国会議員の来賓祝辞
  ・千鷲会会長の乾杯
  ・歓談 等
 


■若干の所感

 30日朝は小雨交じりでしたが、F15やブルーインパルスの飛行にはさしたる影響はなく、大勢の来訪者の皆さんが楽しまれているようでした。前日の土曜日にブルーインパルスによるダイナミックな直前練習を観る機会がありました。翌日、本番は雲が低く、十分な予定演技の高度が確保できなかったためでしょうか、演目の変更があったように見受けました。その分、低高度で次から次にブルーの機体が来訪者皆さんの目の前で行き交う姿はかえって迫力がありました。基地勤務経験者の一人としては、北海道でもこれほどの蒸し暑さを体感したのは初めてでした。

千歳基地司令 柳享範将補
記念マグカップ
展示のF15戦闘機
パンフレット(基地案内図入り)

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第1弾)

 昨夏、私(福江広明)がメンバーの一人である荒木淳一と自衛官の海外勤務について歓談している時に、それぞれが勤務等で長期滞在した思い出の地が話題になりました。

 荒木は1尉から3佐に昇任する時期の3年間、米空軍士官学校の教官としてコロラド・スプリングス(コロラド州)の地において家族帯同で勤務。一方、私は2尉から1尉に昇任する時期の1年間、我が国にペトリオット・システムを導入するため米陸軍防空学校(テキサス州エルパソ)の学生として妻帯同で修学した経験がありました。
 また、荒木は空軍士官学校の勤務となる前に、空自の年次射撃訓練にかかる長期勤務者の一人として数か月、エルパソに滞在したことがあり、私自身は先のエルパソ滞在期間中に、妻を連れて空軍士官学校に同校のアメリカンフットボールの試合を観戦するために周辺観光を兼ねて訪れたことがありました(ただし肝心の試合はその時は観れなかったのですが…)。

 2人共、数十年前の事でもあり、再訪の思いが強かったようで、あっという間に決行ということになり、ほぼ手作りで計画を立て実現したものです。

 

 米国入りした初日、デンバーからコロラド・スプリングスへはレンタカーでの移動。
 途中、NFLデンバー・ブロンコスのホームスタジアム及びオリンピック・トレーニング・センターを見学した後、宿泊先のホテルに到着。
 上から4番目の写真は、現地で勤務する現役空自自衛官を激励する目的でお会いした、米宇宙コマンド司令部の阿式1空佐(左から2人目)と空軍士官学校の南2空佐(右から2人目)です。

デンバー・ブロンコスの本拠地。Empower Field at Mile High
コロラド・スプリングスのオールド・ダウンタウン
宿泊ホテルの外観
左から2人目・阿式1佐、右から2人目・南2佐

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第2弾)

 二日目は、空軍士官学校敷地内への立ち入り手続き前に、コロラド・スプリングスの観光地であるGarden of the Gods及びCave of the Windを見学しました。天候に恵まれ、名調子のガイドによる説明を聞きながら雄大な自然の造形物を堪能できました。
Garden of the Godsのとローリーバス出発所
Garden of the Gods
Garden of the Gods
Cave of the Wind

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第3弾)

 三日目は、米軍勤務者を通じて正規の手続きを経て、同勤務者の案内で米国空軍士官学校(コロラド・スプリングス)のキャンパス等の内外を見学することができました。まずは外観です。有名なチャペルは、残念ながら改装中でした。
正面ゲート前
教場棟
空軍士官学校のキャンパス
チャペルは工事のためカバーで見れず

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第4弾)

 引き続き三日目の午後は、米軍勤務者を通じて正規の手続きを経て、同勤務者の案内で米国空軍士官学校(コロラド・スプリングス)の施設内を見学しました。添付の画像は、学生棟の玄関、廊下、教場、教室です。
教育棟の廊下
階段教場
座学教場
教育棟の正面玄関

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第5弾)

米国空軍士官学校(コロラド・スプリングス)の施設内を見学が続きます。添付の画像は、学生が一同に会食できる食堂です。
学生舎への入り口のフロアマット
学生食堂
学生食堂(2階から撮影)
学生食堂(2階からアングルを変えて撮影)

米国思い出の勤務地巡りツアー(令和5年9月28日~10月6日)の一部紹介(第6弾)

 3日間(今年9月29日~10月1日)滞在したコロラド・スプリングスをあとにして、レンタカーにて一路テキサス州エルパソへ。
 添付画像は、年次射撃訓練参加者の方には、おなじみのフランクリンマウンテン。建物の画像はペトリオットシステムの勉強のために私と妻が30数年までに1年間住んでいたアパート(2階の玄関(右側)と裏庭に面したベランダ)です。最後は、現地では有名なキャトルマンズ・ステーキハウスから見た夕日です。
エルパソ市内から観たフランクリンマウンテン
38年前の米陸軍課程学生時に住んだアパート
アパートの裏
キャトルマンズのパティオから観た夕日
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